「南つるぎマウンテンマラソン2018」 に参加して
2018年11月11日(独身の日)に開催された
「南つるぎマウンテンマラソン2018」に参加して来ました。
集合場所は
四万十から5時間もかかります(><)
ので、近く(といっても2時間はかかる場所)に前泊していざ!
この大会の特徴は
1、装備品チェックがかなり厳しい
2、コース表示:なし、送付されたGPSデータを確認しながら進んでいく
3、8つの山頂を各自のカメラで山頂標識の画像を撮影してくること。山頂標識画像はゴール後にスタッフが確認。山頂画像を撮影した時間もゴール後に申告
4、標高1700m以上のエリアは走行禁止(スタートから1700m以上エリアを下り終えるまではぺーサースタッフを追い抜かさない)
です。
ま、普通のトレイルラン大会とは違うけど、全体的に見れば下り基調になるからいいな。
というのが事前の僕の思いでした。
ただ、標高1900m以上の区間をこの時期通るということで、寒さ対策はバッチリ!
集合場所は「ファガスの森 高城」という場所ですが、スタート地点はそこからバスに乗って移動します。
予定では1時間少々でつくのが2時間かかって10時前に到着。ガタガタ道に2時間揺られてみんなスタート前からクタクタです(^_-)
9時30分スタート予定ができるはずもなく10時10分スタートとなりました。
当日は晴天で風邪もほぼなく絶好の登山日和!!スタート地点は標高1500mですが暑いくらいです。僕の寒さ対策も虚しく、ほぼほぼスタート地点で置いていくことになりました。(ちゃんとレギレーションで必要なものは携帯しましたよ!)
開会式での説明でもあまりよくわかっていなかったスタート後の標高1700m区間のことは、一旦1900mオーバーの3つのピークをペーサー先導で進み、その後下りの途中で1700mを下回ったところからオープンレースとなるということみたいです。
ので、オープンになるまでは参加者全員ワンパックでいくのかな!?と思いきや、ペーサーの人が早くて、スタート直後から早くも集団に分かれてしまいました!
僕は運良く先頭集団にいましたが、8割以上(35人)くらいの方が先頭のペーサーが見えないくらい差がついたと思います。
ただ、上りは早くても下りはかなりゆっくり下っていたので、そこで追いついた人もいました。
それでも、追いつけなかった方は、今回かなりロスト&タイムアウトしたようです。
残念。。。
僕としては最初の息上げにいい感じのアップになり、途中からは景色も最高で写真を撮りながらついて行きました。
途中トイレによっても下りゆっくり降られているので追いつけるから気が楽です。
そして、3ピークスを終え、標高1700m以下になった、スタートから6キロほど進んだところでやっとペーサーが外れます。
ここで、コースを試走した方、知ってる方と、僕のように知らない者の差が如実に出ます!
試走された方や、GPSデータを時計に入れてる方などは、どんどん下って行きます。
下るルートも普通の登山道やシングルトラックではなく、笹の中、鹿の道のような場所なので、足元が見えません。
下りが得意な僕ですが前の方を抜いてしまうとコースがわからなくなるので、金魚の糞作戦で進みます。
途中前の方がロストしたら僕も一緒にしてしまいました。が、これも想定内。
途中の激下りで前の方が見えたので、「あの方についていけばいいかも!」と思って下りで集団から抜け出し前の方を追いました。
追いついて少し話をしてみると、高知の方で試走に何度かこられたということです。
これは頼もしい!
この方についていこうと思いました。
僕のことも知ってくれてて、トレイル歴も僕と同じ1年くらいだそうです。
一緒に走っていると、優勝候補のMさんが追いついて来ました。
さすが!
先頭がまだ前に1人いるということをMさんに伝えると加速したので、それからMさんと2人で第一関門まで行きます。
思った以上に暑く、半袖を持って行っていなかった僕は想定より水分を多くとっていて、第一関門で給水します。
その間にMさんは行ってしまいました。
ただ、ここからの登りが半端ないほどキツく、這って登るような斜度です。
この区間で今回1位、2位になったK兄弟に抜かれます。
彼らの走りは本当に計算されていて、前半ほどんど消耗しない走りだったのではないでしょうか。
(登りの力をつけて、走り方やペース配分など皆洗いたいと思いました。)
登りが苦手な僕は、ここで頑張ってもしょうがないと休み休み登ります。
そうしていると、後ろから2人にも抜かれました。一人は高知から来られた試走された方だったので、このグループにはつきたいと進みます。
下り区間になると僕の方が早くなり2人を抜いてしまいました。
これが今回最大のミス!!
気持ちよく下っていると看板があったので、少し後ろから来てる人に
「このまま下るんですかね?」と聞いたら「そうだと思います」との返事。
で、またまた気持ちよく下ります。少しガレてはいましたが僕の得意な感じです。
で5分ほど下ったところで後ろから声が聞こえます。
振り向くと上の方でさっき一緒に下っていた方が
「コース外れたみたいです」というようなことを言っています。
ここでスマホのGPSを確認すると、だいぶずれてるじゃないですか!!!!
この下って来たのを登り返すのか〜。。。。
と、せっかくいい位置(順位)につけていたのに、これでだいぶ下がっちゃうなと戦意喪失。
トボトボ登り返します。
そのまま登り返すよりは少しでもコース前方に行きたいと思い、直登を選んでしました。
もうこの時点でひとりぼちなので、スマホが手放せなくなります。
少し進んでは確認してまた進の繰り返しです。登り返しに15分は使ったと思います。
やっとコース復帰して進んでいると、今度はMさんが前から戻って来ました。
ピークの写真を取り逃がしたということです。
僕も多分この辺じゃないかという写真は撮ったけど、そこが指定された場所かどうか定かでなかったので、一緒にまた「当野石山」というピークに戻ります。
はぁ。。。
「この標識を撮りなさい」と言うデータと同じものを見つけるのに、少し手間取りなんとか撮ることができました。
Mさんありがとう!
その写真がこちらです。
こんなん、わからんちゅうねん!!
Mさんも15分ほどロスしたから優勝は難しいかもだけど、先を急ぐと言うことで行ってしまいます。
僕は、まずMさんに登りでついていけないのと、目標が「ロストしないで完走」に切り替わっていたので、セーフティーで進みます。
ただ、ここからのコースもえげつなく、又々這って登るような箇所あり、劇下りありでまともに走れません。
しかも片手にはスマホを持ってGPSデータ見ながらですので、少し走ると危険です。
午後2時を回ると流石に寒くなって来て、又ほぼ走れず歩いているのでこのあたりでウィンドシェルを着ます。やっぱ持っといてよかったよ。
そして最後の「高城山」のピークをボッチで目指していると、後ろから熊鈴の音が。
劇登りでまた一人に抜かれます。
この方も平然と登っていくよなぁ〜
と思いながら後ろから見ていました。
やっとやっと8個のピーク写真を撮り終わり、下ってゴールなのですが、これがまたトリッキーで、ちょっとGPSから目を離すとすぐにコースアウトしてしまいます。
そんなこんなで、なんとかかんとかゴールしたのですが、なんと制限時間3分前!!
制限時間のことはほとんど気にしていなかったので、いやいや助かりました。
しかも、僕が最後の走者。
それまでに8人ゴールして、写真撮影のロスなどで2人失格、結局僕は6位でした。
Mさんは追い上げて最後の最後でかわし3位だったようです。凄い!!
完走率14%。25キロとはいえかなり厳しい大会です!
制限時間を僕は確認してなかったですが15時40分だったようで、スタートが40分遅くなった分制限時間も40分遅らし16時20分になったということです。
ただ、ホームページには制限時間が16時とあったので、なぜ20分短縮されたのか謎です。日の入りなどを考慮してなのでしょうか?一応最終案内のプリントには制限時間は15時40分となっていました。
この消えた20分の間に約10名ほどはゴールしたと思います。
公式には完走扱いにはなりませんが、女子1位は友達のAちゃんだったのが嬉しかったね。そもそもゴールした女子が2人という何と過酷なことか。。。
【追記】
主催者より制限時間が間違っていたとの訂正があり、完走者が増えました!
という事で、この女性2人も1位、2位の表彰という事です(^^)良かった良かった。
ゴール後はカレーをふるまってもらい、5時間以上かけて四万十に帰りましたよ。
制限時間ギリギリだったけど、中盤以降は歩きスマホ状態だったので、ダメージも少なく、途中で仮眠することもなく帰り着きました。
この大会は、毎回コースやレギュレーションが変わるのが売りのようで、来年どんな他愛会になるのか楽しみです。
個人的には、今回のような設定は「登山」ならいいけど「トレラン」「マウンテンマラソン」としてはちょっと、、、という感じです。
もっと走れるコースがいいので、別コースや規則になったら考えようかな。
さて、今回の装備品です。
シューズ
今年のハセツネでも履きました。非常に完成度の高いシューズだと思います。
本当は25キロなので、adidas TERREX AGRAVIC SPEEDにしようと思っていたのですが、事前にあまり走れる箇所がないということだったので、カルドラドにしました。
ザック
以前トレラン合宿に参加した時に TR10を持ってる方がいて、非常に良さそうだったので同じシリーズのTR6にしました。
現在僕が思い描いている「ここにこれがあって・・・」というのをほぼ再現してくれているザックです。素晴らしい!フィット感も最高です。僕はLサイズにしました。調整はいくらでも効くので、よほど細い人や小さい人でなければLでいいと思います。
願わくば色が地味(^_-)黒かグレーしかありません。
インナーウェア
最近来始めましたが、いいですね。レースの時にはいつもお世話になっています。
最近のお気に入り。
色違いで2着持ってます。トレイルではもちろん、ローでもはいてます。
しかし今回のレースで穴が空いてしまいました。多分、バラとか棘でしょう。
ソックス R×L メリノウール 5本指
これも最近のお気に入り。ミドル丈なのでトレイルでの異物侵入をいくらか防いでくれます。
足スリーブ R×L
ファーストエイドキットセット
ホイッスル、コップ、エマージョンシート
レインウェア上
これも最近出番が多いです。トレイルでもロードでも1着持って行っとけば何かの時に役に立ちます。
補給系
水 300ml ソフトフラスク
ポカリ 300ml ソフトフラスク
マグオン 1個 (消費)
エネもち 1個
朝食バナナ 1個(消費)
塩飴 4個 (3個消費)
ツイストドーナツ(消費)
たまご蒸しパン
アミノバイタル2個(1個消費)
一本満足1個(消費)
薬系
胃薬、痛み止め、くしゃみどめ、など。
(スタート前飲んだ薬は ツーラン)
以上のような感じです。
補給はハセツネの失敗経験を踏まえ、ジェル系はマグオンのみにして、あとは食べ慣れたパンとかコンビニジェルにしました。おかげで胃痛もなく、ゴール後カレーおかわりしましたからね!
今回補給食はないのですが、水分は途中3箇所で補充できたので、合計では1.7リットルほど飲んでると思います。
今回ガーミンでは消費カロリーが約3000kcalと出ていますが、摂取したカロリーは700〜800kcalです。
多分3000kcalも消費してないと思います。
もしくは、脂質代謝が上がったか。
今年はトレイルはこれで終わりで、ロードシーズンになります。
最近連続しての距離走をしてなくて少し不安ですが、11月25日のハーフマラソンを、今シーズンフルサブ3達成への足がかりとしたいと思います。