四万十発、持久系スポーツを発信

四万十市で麺屋を営んでいます。 ラン、バイク、トライアスロン、トレイル、登山といろんなことをかじってます。自社での練習会も開催。 超個人的道具インプレも参考になれば幸いです。

大分森林セラピートレイルランニング 2019 に参加してきました。

2019年3月17日開催の

「大分森林セラピートレイルランニング 2019」に参加しました!

 

この大会はちゃんとしたホームページもない、市がやっているには今時珍しい大会です。

なので、初参加の身としては情報があまりない!

40キロほどということはわかるのですが、コースプロフィールがあやふやで、標高図も無いので、どんだけ登ってどんだけ降るのかもわからないままスタート!

 

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ただ、大会運営としてはしっかりしていると思います。

装備品チェックもあったり、比較的余裕のある更衣室やトイレもあります。

 

A、B、Cと3つのコースを回る大会で、今回はC(17キロくらい)→A(10キロくらい)→B(12キロくらい)と回ります。その間に行き帰りでプラス2キロほどの区間。募集の時は41.5キロくらいと記憶していますが、最終コースでは42.5キロになっていました。

が、これがトラップだったのです。。。

 

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CAB各コースを終わったらスタート地点に戻る設定なので、エイドはスタートゴール地点のみです。

ま、この方が運営も楽でいいと思います。

エイドは充実していました。僕はその充実エイドは味わえて無いですが(^_-)

 

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景色はいい大会でした。

今回は風が強かったので、上着は重宝しました。

 

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沢登り下り区間もいくつかあり、子供の頃に帰ったようで楽しかったです。

 

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エンデュランススポーツの大会で、久しぶりに疲労困憊。

ウルトラマラソン100kmより疲れてたと思う。

 

 

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走ったコースはこんな感じです。

スタートゴール地点の入り込み加減がハンパない!!

でも。主催者はよくこんなコース設定をしたと感心します。

ほんとうまくレイアウトされていて、各コースの目印リボンも、ものすごい短いスパンで巻かれていますので、うっかりがなければロストはしないでしょう。

 

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で、これが高低図です。

 

走り方としては、前半のCコース(19キロあたりまで)が一番帰きついらしいので、

そこは抑えていこうと。苦手な登りはあまり頑張らず、得意な下りも攻めない。

が、やっぱ下りで見えなかった前に追いつきます。

攻めるつもりもないので、そのままの流れで下ってたら、後ろから来た人に「遅い!」と言われます。が、先頭の人は聞こえないようで7〜8人の隊列になり、ようやく少し広めのところで避けてくれ前に出ます。

沢下りも苦手な人がいて、そこでも何人かパスしてまた上りへ。

下りで抜いた人にまた抜かれ、Cコース終わりにかかる頃にもギザギザのアップダウンを繰り返しやっとCコース終了!2時間41分くらいです。ま、予定通りかな。よーわからんけど。。。


コーラーをもらい梅と塩を食べて、すぐスタート。

抑えて走ったせいか休憩も必要ない感じです。

 

Aコースは最初ガツン!と登りますがそれ以降は林道が多く、Cコースよりは走れるコース設定。がここも抑えてBにかける作戦だったので、あえて行かず。というか、まー普通にあまり行けない(^_-)

 

Aコース終了近くになって、やっと持ってた補給のパンを食べ出す。

去年のハセツネでの失敗の経験から、ケミカル系はなるべく取らず、普段食べてるパンや一本満足、塩キャラメルを補給食として持っていました。

 

Aコースも終わりBコースに出る頃、もう少しでスタートから4時間といった時間になっていました。

あまり気にしていなかったBコースの制限時間が4時間だったようで、MCの人も

「まだ間に合う!!」

と大きな声でランナーに声援を送っていました。

このギリギリ関門突破の方達は、次のセクション大変だろなと思いながらBコースへ。

 

少しロードを走った後、壁のような所をよじ登り、これぞトレイルラン !というようなコースを進んでいきます。

途中の沢登りセクションでは水飲んだりかぶったりして自然を満喫!

Bコースは大半を一人ぼっちで走っていました。

そしてゴールまで約7キロだろう(本当は違うかった)地点で前に追いついたり、僕が追いつかれたりして、前後に人が見えるようになります。

 

内転筋も攣ってきていたので上り坂では歩いて下りも攻めず、なるべくダメージの無いように走ります。

 

が、なぜか37キロくらいから、攣りも治まってきて登りでも走れるようになります。

あと4〜5キロだし頑張るか!

とやる気スイッチを入れて、登りも走り出しました。

多分5〜6人は抜いたと思います。

 

ある2人組を抜くときには

「お!頑張りますね!」なんて声をかけてもらってありがたい(^^)

 

この大会はキロ表示がしっかりしていて、39キロまでは木製の表示がありました。

(この時点でガーミンとの誤差約2キロ。ガーミンの方が短く表示)

 

ガーミンの高低図写真で行けば、40キロくらい(実際は42キロ)でゴールのはずが41キロ表示からは手書き表示になる。(多分この辺りから例年のコースと変わったのだろう)

42キロを過ぎても一向に終わる気配がなく、近くを走っている人に

「このコース設定エグいですね」と話しかけると

「初めてですか?この大会はこれが名物なんです。しかも毎年距離伸びてるらしいですよ」と教えていただき、やる気をなくす。。。

やる気を無くしたまま走っていると43キロの手書き表示も出てきた。

 

タイムの目標は対してなかったが、途中から6時間切れるかも!?と頑張っていたけど、42キロ地点手前で6時間超えてしまってタイム目標もなくなる。。。

 

ようやくゴールに近づいたんでは?ってところからまた登り、ここで燃料切れ!?の為、持ってたパンをかじりながら進みます。そして少しロードを走ってようやくゴール!!

 

ゴール後はコーラオカワリしまくり。そして近くの階段でボーッとしてました。

これまで色々な大会に出ましたが、体の不調以外でこれだけ疲労感を覚えた大会もなかったかもしれません。

ホント42キロまでは力あったのになぁ〜

最後の3キロで精神的にやられてしまいました(^_-)

 

ゴールして更衣室に入ると、思った以上に人がいて「けっこう前走ってる人いたんだな。30番〜40番くらいなのかな?」

と思っていましたが、後からランネットとかのレビューを見ていると、途中リタイヤの人も多かったみたいで、それでか!と納得。
3つのコースをループするので、そもそも完走目的でなく、1コースもしくは2コース走れたらいいって方も結構いるようです。

 

完走証がその場で出ないので3位以内の方以外はすぐには順位がわからない。僕より少し後でゴールした人にも「完走証でないんですか?」って聞かれました。

 

ただ、その他のことは充実していて、無料でお風呂に入れたり、更衣室も広かったり、暖房もちゃんと効いていたり(この日は風が強く会場周辺は寒かった)、食事も用意されていたりと、なかなか良かったですよ!

僕はレース中あまり補給を取っていなかったので、急に食べると胃に悪いと思い、会場で提供されてるものは食べずに帰りました。

 

 

さて、今回の装備品と補給です。

 インナー

何回も洗濯してるので効果落ちてきてるかも!?
でも、いいかんじです。

www.finetrack.com

 

サポートタイツ
これを履いた時が成績もいいので、験担ぎも兼ねて履いてます。

www.mizunoshop.net

 

シャツ
軽い!ノースリーブが好きなので大会はロードもトレイルもこればっかです。

shop.adidas.jp

 

 

パンツ(MHW 上田瑠偉監修モデル)

前にも小さなポッケがあって使いやすい!

 

サングラス (オークリー)

今回日差しが強かったので、かける機会も多かったです。

 

ソックス

最近長距離はこればっかりです。

shop.rxl.jp

 

ゲイター

多分いいのでは無いかと思ってます。

shop.rxl.jp

シューズ (HOKA ONEONE トレント)

今回初めて大会で履きましたが、概ね満足。

多少僕の足にはワイズが大きいかも!?なので、もう少し厚いインソールを入れても大丈夫かも?

 

ザック (TNF TR-6)

現在はニューモデルになりました。僕のは旧モデルです。

ホントお気に入り!

https://www.amazon.co.jp/ザ・ノース・フェイス-リュック-TR-ブラック/dp/B07516KXXJ/ref=cts_sh_2_vtp

 

 

ソフトフラスコ 2本

最近はハイドレーション使わず、フラスコだけのことが多いです。

 

アウター (MHW リロイジャケット)
これも羽織ったり抜いたりを繰り返しましたが、

軽いのにしっかりしていて重宝します。

 

手袋 (自転車用フルフィンガー)

本当は指切りタイプが良かったですが、途中イガ栗の上に手を置いてしまったときには、フルフィンガーで良かったと思いました。

 

 

補給系

水 400cc (消費)

ポカリ 400cc (消費)

ポカリジェル 250g

パンケーキ(2個入り) 1袋 (1.5消費)

チョコツイスト(3本入り) 1袋

塩キャラメル 4つ (3つ消費)

グミ(小袋) 1つ (消費)

一本満足 1つ

ウィダー系ジェル 1つ (消費)

塩飴1つ (消費)

 

薬系

鼻水の薬

痛み止め

攣りの薬 (消費)

30キロ過ぎで内転筋が攣りだして薬を飲んだら、37キロくらいから復活してきた。

 

あとは、エイドで塩と梅干1個、いちご1個とバナナ半分です。

ポカリを300ccほど補充もしました。

 

食べなかったものもあるけど、軽いしそこまで重りにはならなかったと思います。

 

多分他の方より補給食は少ないと思います。

ドロっとしたジェル系は無し。アミノ酸系も無し。

 

トータル摂取カロリーも700kcalくらいでしょうか?

レースでは約3000kcal弱の消費らしいので、6時間半近く走って3000kcalなら燃費いい方じゃないかと思います。

 

ホント長い時間のレースでの補給は難しいですね。

 

この大会は横山峰弘さんが応援ゲストとして参加されていて、コースのあちこちで顔を出して応援していただきました。

開会式では応援ソングを歌う方もいたりして、ホームページもちゃんとしていない結構マイナーな大会にしては、ほんと運営はちゃんとしてると思います。

 

スタートゴール会場も臼杵港から車で1時間程度の距離ですので、四国からもっと参加したらいいのになと思います。

 

 

初めて九州のトレラン大会でしたが、今年は結構四国外の大会に行く予定にしています。

次回は4月神奈川県丹沢湖あたりのトレイルです。
人並みに登れるように坂練頑張ります! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジムに通い始めました。

レーニングといえば、もっぱら外で(たまに室内)行なっていたので、月謝を払ってトレーニングするなんて、もったいない!って思っていました。

しかし、トレイルでの登りに強くなりたいということと、気軽にブリックラン ができるだろうということで、12月から四万十市にある「FITNESS GYM NATURE(フィットネスジムネイチャー)」に入会しました。

www.instagram.com

 

このジムは四万十市出身のフィットネスYOUTUBER「Nature Fitness(ネイチャーフィットネス)」さんのジムで、かなりの最新機材が数多く揃った、全国の方も羨むようなジムだそうです。(ネットとかで調べるとそのようです)

今は写真よりもっと機材が増えています。

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Nature Fitness

 

ここに入会している方は

「ガチムチ男子」

「女性のダイエット目的」

が多いようで、僕のような「心肺機能を追い込む」人は珍しいようです。

 

初日は色々な機材の使い方を教えてもらい、下半身を中心に鍛えるメニューを組んでもらいでした。

2日目は、初日に組んでいただいたメニューにプラス、自分のトレーニング「マシンデュアスロン」とでもいいましょうか、ラン2キロ、バイク10分、ラン2キロを高負荷で行うのを2セット。その後、腹筋マシーンとかで、これまでにないくらい腹筋をいじめました。

 

トレッドミルは2種類あって、僕はモーターのない、自分の走りでスピードを調整するやつで走ります。

マシンのスピードメーターが正しければ、キロ3分20秒〜25秒といったところでしょうか。

その後スピンバイクで10分、これも距離とスピードがわからないので、まあまあしんどいくらいで漕ぎ、その後すぐランです。これも3分30秒は切るくらい。

 

こんなことやってるとジムの方が

トライアスロンやられてるんですか?」と言って来てくれました。

 

色々と話をしていると、いわゆる「見せ筋」の作り方と「使える筋肉」の作り方は違うらしく、筋トレマシン中心だと、「見せ筋」はつくけど、使えるようにはなりにくいとのこと。

できれば、連動した動きの中での筋トレをした方が良いとアドバイスしていただきました。

 

僕も筋肉はつけたいけどあまり重くはなりたくないので、しなやかな「使える筋肉」をつける為に頑張っていきますよ!

「南つるぎマウンテンマラソン2018」 に参加して

2018年11月11日(独身の日)に開催された

「南つるぎマウンテンマラソン2018」に参加して来ました。

 

集合場所は

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ファガスの森 高城

 

 

四万十から5時間もかかります(><)

 

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ので、近く(といっても2時間はかかる場所)に前泊していざ!

 

この大会の特徴は

1、装備品チェックがかなり厳しい

2、コース表示:なし、送付されたGPSデータを確認しながら進んでいく

3、8つの山頂を各自のカメラで山頂標識の画像を撮影してくること。山頂標識画像はゴール後にスタッフが確認。山頂画像を撮影した時間もゴール後に申告

4、標高1700m以上のエリアは走行禁止(スタートから1700m以上エリアを下り終えるまではぺーサースタッフを追い抜かさない)

 

です。

ま、普通のトレイルラン大会とは違うけど、全体的に見れば下り基調になるからいいな。

 

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というのが事前の僕の思いでした。

ただ、標高1900m以上の区間をこの時期通るということで、寒さ対策はバッチリ!

 

集合場所は「ファガスの森 高城」という場所ですが、スタート地点はそこからバスに乗って移動します。

予定では1時間少々でつくのが2時間かかって10時前に到着。ガタガタ道に2時間揺られてみんなスタート前からクタクタです(^_-)

 

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9時30分スタート予定ができるはずもなく10時10分スタートとなりました。

 

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当日は晴天で風邪もほぼなく絶好の登山日和!!スタート地点は標高1500mですが暑いくらいです。僕の寒さ対策も虚しく、ほぼほぼスタート地点で置いていくことになりました。(ちゃんとレギレーションで必要なものは携帯しましたよ!)

 

開会式での説明でもあまりよくわかっていなかったスタート後の標高1700m区間のことは、一旦1900mオーバーの3つのピークをペーサー先導で進み、その後下りの途中で1700mを下回ったところからオープンレースとなるということみたいです。

 

ので、オープンになるまでは参加者全員ワンパックでいくのかな!?と思いきや、ペーサーの人が早くて、スタート直後から早くも集団に分かれてしまいました!

 

僕は運良く先頭集団にいましたが、8割以上(35人)くらいの方が先頭のペーサーが見えないくらい差がついたと思います。

ただ、上りは早くても下りはかなりゆっくり下っていたので、そこで追いついた人もいました。

 

それでも、追いつけなかった方は、今回かなりロスト&タイムアウトしたようです。

残念。。。

 

僕としては最初の息上げにいい感じのアップになり、途中からは景色も最高で写真を撮りながらついて行きました。

 

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途中トイレによっても下りゆっくり降られているので追いつけるから気が楽です。

 

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そして、3ピークスを終え、標高1700m以下になった、スタートから6キロほど進んだところでやっとペーサーが外れます。

ここで、コースを試走した方、知ってる方と、僕のように知らない者の差が如実に出ます!

試走された方や、GPSデータを時計に入れてる方などは、どんどん下って行きます。
下るルートも普通の登山道やシングルトラックではなく、笹の中、鹿の道のような場所なので、足元が見えません。

下りが得意な僕ですが前の方を抜いてしまうとコースがわからなくなるので、金魚の糞作戦で進みます。

途中前の方がロストしたら僕も一緒にしてしまいました。が、これも想定内。

 

途中の激下りで前の方が見えたので、「あの方についていけばいいかも!」と思って下りで集団から抜け出し前の方を追いました。

追いついて少し話をしてみると、高知の方で試走に何度かこられたということです。

 

これは頼もしい!

 

この方についていこうと思いました。

僕のことも知ってくれてて、トレイル歴も僕と同じ1年くらいだそうです。

 

一緒に走っていると、優勝候補のMさんが追いついて来ました。

さすが!

先頭がまだ前に1人いるということをMさんに伝えると加速したので、それからMさんと2人で第一関門まで行きます。

 

思った以上に暑く、半袖を持って行っていなかった僕は想定より水分を多くとっていて、第一関門で給水します。

その間にMさんは行ってしまいました。

 

ただ、ここからの登りが半端ないほどキツく、這って登るような斜度です。

この区間で今回1位、2位になったK兄弟に抜かれます。
彼らの走りは本当に計算されていて、前半ほどんど消耗しない走りだったのではないでしょうか。

(登りの力をつけて、走り方やペース配分など皆洗いたいと思いました。)

 

登りが苦手な僕は、ここで頑張ってもしょうがないと休み休み登ります。

そうしていると、後ろから2人にも抜かれました。一人は高知から来られた試走された方だったので、このグループにはつきたいと進みます。

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下り区間になると僕の方が早くなり2人を抜いてしまいました。

 

これが今回最大のミス!!

 

気持ちよく下っていると看板があったので、少し後ろから来てる人に

「このまま下るんですかね?」と聞いたら「そうだと思います」との返事。

 

で、またまた気持ちよく下ります。少しガレてはいましたが僕の得意な感じです。

で5分ほど下ったところで後ろから声が聞こえます。

振り向くと上の方でさっき一緒に下っていた方が

「コース外れたみたいです」というようなことを言っています。

 

ここでスマホGPSを確認すると、だいぶずれてるじゃないですか!!!!

 

この下って来たのを登り返すのか〜。。。。

 

と、せっかくいい位置(順位)につけていたのに、これでだいぶ下がっちゃうなと戦意喪失。

 

トボトボ登り返します。

そのまま登り返すよりは少しでもコース前方に行きたいと思い、直登を選んでしました。

もうこの時点でひとりぼちなので、スマホが手放せなくなります。

少し進んでは確認してまた進の繰り返しです。登り返しに15分は使ったと思います。

 

やっとコース復帰して進んでいると、今度はMさんが前から戻って来ました。

 

ピークの写真を取り逃がしたということです。

僕も多分この辺じゃないかという写真は撮ったけど、そこが指定された場所かどうか定かでなかったので、一緒にまた「当野石山」というピークに戻ります。

 

はぁ。。。

 

「この標識を撮りなさい」と言うデータと同じものを見つけるのに、少し手間取りなんとか撮ることができました。

Mさんありがとう!

その写真がこちらです。

 

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こんなん、わからんちゅうねん!!

 

Mさんも15分ほどロスしたから優勝は難しいかもだけど、先を急ぐと言うことで行ってしまいます。

 

僕は、まずMさんに登りでついていけないのと、目標が「ロストしないで完走」に切り替わっていたので、セーフティーで進みます。

 

ただ、ここからのコースもえげつなく、又々這って登るような箇所あり、劇下りありでまともに走れません。

しかも片手にはスマホを持ってGPSデータ見ながらですので、少し走ると危険です。

 

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午後2時を回ると流石に寒くなって来て、又ほぼ走れず歩いているのでこのあたりでウィンドシェルを着ます。やっぱ持っといてよかったよ。

 

そして最後の「高城山」のピークをボッチで目指していると、後ろから熊鈴の音が。

劇登りでまた一人に抜かれます。

 

この方も平然と登っていくよなぁ〜

と思いながら後ろから見ていました。

 

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やっとやっと8個のピーク写真を撮り終わり、下ってゴールなのですが、これがまたトリッキーで、ちょっとGPSから目を離すとすぐにコースアウトしてしまいます。

 

そんなこんなで、なんとかかんとかゴールしたのですが、なんと制限時間3分前!!

制限時間のことはほとんど気にしていなかったので、いやいや助かりました。

しかも、僕が最後の走者。

 

それまでに8人ゴールして、写真撮影のロスなどで2人失格、結局僕は6位でした。

Mさんは追い上げて最後の最後でかわし3位だったようです。凄い!!

完走率14%。25キロとはいえかなり厳しい大会です!

 

制限時間を僕は確認してなかったですが15時40分だったようで、スタートが40分遅くなった分制限時間も40分遅らし16時20分になったということです。

 

ただ、ホームページには制限時間が16時とあったので、なぜ20分短縮されたのか謎です。日の入りなどを考慮してなのでしょうか?一応最終案内のプリントには制限時間は15時40分となっていました。

 

この消えた20分の間に約10名ほどはゴールしたと思います。

公式には完走扱いにはなりませんが、女子1位は友達のAちゃんだったのが嬉しかったね。そもそもゴールした女子が2人という何と過酷なことか。。。

 

【追記】

主催者より制限時間が間違っていたとの訂正があり、完走者が増えました!

という事で、この女性2人も1位、2位の表彰という事です(^^)良かった良かった。

 

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ゴール後はカレーをふるまってもらい、5時間以上かけて四万十に帰りましたよ。

制限時間ギリギリだったけど、中盤以降は歩きスマホ状態だったので、ダメージも少なく、途中で仮眠することもなく帰り着きました。

 

 

この大会は、毎回コースやレギュレーションが変わるのが売りのようで、来年どんな他愛会になるのか楽しみです。

 

個人的には、今回のような設定は「登山」ならいいけど「トレラン」「マウンテンマラソン」としてはちょっと、、、という感じです。

もっと走れるコースがいいので、別コースや規則になったら考えようかな。

 

 

さて、今回の装備品です。

シューズ 

www.montrail.jp

 

今年のハセツネでも履きました。非常に完成度の高いシューズだと思います。

本当は25キロなので、adidas  TERREX AGRAVIC SPEEDにしようと思っていたのですが、事前にあまり走れる箇所がないということだったので、カルドラドにしました。

 

ザック 

www.goldwin.co.jp

 

以前トレラン合宿に参加した時に TR10を持ってる方がいて、非常に良さそうだったので同じシリーズのTR6にしました。
現在僕が思い描いている「ここにこれがあって・・・」というのをほぼ再現してくれているザックです。素晴らしい!フィット感も最高です。僕はLサイズにしました。調整はいくらでも効くので、よほど細い人や小さい人でなければLでいいと思います。

願わくば色が地味(^_-)黒かグレーしかありません。

 

インナーウェア 

www.finetrack.com

 

最近来始めましたが、いいですね。レースの時にはいつもお世話になっています。

 

 

ショーツ 

shop.adidas.jp

 

最近のお気に入り。

色違いで2着持ってます。トレイルではもちろん、ローでもはいてます。

しかし今回のレースで穴が空いてしまいました。多分、バラとか棘でしょう。

 

 

ソックス  R×L メリノウール 5本指

これも最近のお気に入り。ミドル丈なのでトレイルでの異物侵入をいくらか防いでくれます。

 

足スリーブ R×L

 

ファーストエイドキットセット

ホイッスル、コップ、エマージョンシート

レインウェア上 

www.mountainhardwear.jp

これも最近出番が多いです。トレイルでもロードでも1着持って行っとけば何かの時に役に立ちます。

 

 

補給系

水 300ml ソフトフラスク 

ポカリ 300ml  ソフトフラスク

マグオン 1個 (消費)

エネもち 1個

朝食バナナ 1個(消費)

塩飴 4個 (3個消費)

ツイストドーナツ(消費)

たまご蒸しパン

アミノバイタル2個(1個消費)

一本満足1個(消費)

 

薬系

胃薬、痛み止め、くしゃみどめ、など。

(スタート前飲んだ薬は ツーラン)

 

以上のような感じです。

 

補給はハセツネの失敗経験を踏まえ、ジェル系はマグオンのみにして、あとは食べ慣れたパンとかコンビニジェルにしました。おかげで胃痛もなく、ゴール後カレーおかわりしましたからね!

今回補給食はないのですが、水分は途中3箇所で補充できたので、合計では1.7リットルほど飲んでると思います。

今回ガーミンでは消費カロリーが約3000kcalと出ていますが、摂取したカロリーは700〜800kcalです。

 

 

多分3000kcalも消費してないと思います。

もしくは、脂質代謝が上がったか。

 

今年はトレイルはこれで終わりで、ロードシーズンになります。

最近連続しての距離走をしてなくて少し不安ですが、11月25日のハーフマラソンを、今シーズンフルサブ3達成への足がかりとしたいと思います。

 

第24回 四万十川ウルトラマラソンについて

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四万十あたりに住んでいて、ランやってる人の多くはだいたい走ったことのあるこの大会。(やってない人も地元だからといって出ます)

僕も大人になってからはじめてのマラソン大会はこのウルトラ100kmでした。

昨年まで3回出場して、昨年は目標である10時間切りを達成することができました。

 

ちなみにコースはこんな感じです

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ひとまずの目標達成もあって、それ以降はトレイルランにはまり、今年秋の目標を10月上旬のトレランのクラシック大会「ハセツネCAP」に定めました。

ハセツネ(長谷川恒男)カップ 日本山岳耐久レース オフィシャルサイト

 

ハセツネもあり、又11月上旬にも宮崎のトライアスロン

www.miyazaki-tri.com

に出場したいと思っていたので、四万十ウルトラには当初出ないつもりでした。しかし地元の多くのラン仲間が参加するので、夏場一緒に練習をする僕のモチベーション維持のためと思い、今年は初めて60キロにエントリーしました。

ハセツネのダメージとその後のトライアスロンに故障なく参加するために「安全策」を取った形です。

 

四万十ウルトラ60kmは、朝5時半スタートの100kmとは違い10時スタートです。

夜も普通に寝て、朝も普通に起きて間に合います。何て楽なんだ(^^)

 

スタート会場は四万十町十和地区で、スタート前にアップをしていると、100kmの部の早いランナー達が対岸を走っているのが見えます。

 

大会当日は天候も良く、と言うか良すぎて開会式で立っていても汗が出てきます。

 

四万十ウルトラ60kmの特徴は、本格的なスピードランナーと100kmは自信がないけど60キロならいけるかも!?と言うかランナーが混在していて、コントラストが凄いです。

僕は5時間切りを目指すくらいなので、スピードランナーの次の次グループくらいか。

 

2週前のハセツネは胃のトラブルで無念のリタイヤだったので、今回は惨めなことにはなりたく無いと言う思いでスタートしました。僕はだいたい良い結果の時はネガティブスプリットなので、前半は5分前後で進むプランです。補給や途中の激坂を考えるとアベレージで4:45〜4:50では走らないと行けないでしょう。

で、21キロ過ぎのレストステーション、カヌー館まではちょうどキロ5ペースで余裕がありました。

100キロの人は一息つくカヌー館も、60キロのそれなりにタイムを目指すものとしては、いち補給地点という位置付けです。

 

ただ、そこからなぜかペースが上がりません。

100キロの時もカヌー館からがホント苦しいのだけども、60キロでもそうなのか!?

 

で、今年は岩間沈下橋の橋桁が無い関係で少しコース変更で、30キロ(100キロだと70キロ)を迎えます。

ここまでは、前半ほど余裕はない中でもキロ5は切れて走れてましたが、ここから微妙な登り坂がこたえてきます。

そう、ハムストリングを攣ってしまっているのです。

ものすごい重症ではないですが、スピードを出したり、上り坂で踏み込むとヤバイ感じです。

この症状はゴールまで治らず、結局スピードが出せないまま5時間ギリは40キロ地点を3時間半で通過したことにより早々に諦めてしまうことになるのでした。

 

ここからは、今まで追い抜いてきたランナーや、僕より40キロも余計に走っている100キロランナーに抜かれないように、攣りのマネジメントをしながらの走りになります。

僕が走っている位置は100キロだとサブ10出来るかどうかのランナー達です。

去年僕もこの辺りを走っていましたから、気持ちがわかります。

 

100キロの時はあまり感じませんでしたが、60キロの僕が坂を歩いたり止まって足を伸ばしたりしてる姿は客観的に見てカッコ悪いなと思いました。ま、そのかっこ悪い姿をしてたんですけど(^_-)

給水とかでサポートを受けたりするのも、100キロの人優先で、60キロの僕は出来る限り100キロの人の 邪魔にならないようにしようと思っていました。

やっぱ100キロ走っている姿はカッコいいです。

 

結局5時間切りの目標を失った後は次なるモチベーションも無く、出来るだけ早くゴールしてこのレースを終えたいと言うだけでした。

 

ただ、後半約20キロを攣り防止のため水分を多く取って塩も舐めてスピードを上げないように走ったのが幸いしたのか、残り7キロくらいから少し走れるようになってきました。

なので、最後くらいは頑張るかと、残り3キロ手前の緩い下り坂を使ってスパート!

キロ4:30くらいで走ります。

なんだよ、こんなに走れるじゃん!と自分でも思ってしまいました。抜かれた60キロランナーも5〜6人くらいは抜き返しました。

で、ゴール手前の激坂にかかるところでもう1人の60キロランナーがいたので、この人は抜きたい!と激坂を走ろうとしましたがやはりハムストリングがビキビキ来て、結局歩いてしまいました。情けない。。。

 

登りの頂上で可愛らしい女の子2人組が飴を渡してくれたので、それを口に入れ下りからゴールへ駆け抜けます。

ゴールでのアナウンスは「まだまだ余裕」何て言われてしまいました(^_-)

 

タイムは5時間42分少し。

フルマラソンのサブ4ペースよりも遅い。

ま、今年はそんなことを気にしている場合では無く、早く会社に帰ってシャワーを浴びて、ゴール地点でうどん販売をしているブースに合流しないといけないのです。

と、言うことで、その後がっつりうどん屋として働きました。

そんな働けるんなら、もっと走れよ!って言われると思いますが、100キロ走った後もうどん手伝ったりしてるので、それとこれは別な体力なのかも。

ただいつもは手伝う程度なのが、今年は毎年うどんやってるスタッフがウルトラ100キロ走ってるので、僕がやらないと回らなかったと言うのが大きな違いか。

 

自分にとってはたいしたタイムではないので取りに行くのを忘れてた完走証。18時半くらいに取りに行くとあんなタイムでも30位で、年代9位でした。

年代10番までに入るんなら5時間半は切りたかった。

 

それにしても、いつものことながら沿道の応援の方や、ボランティアの方、大会関係者の方には本当にお世話になります。

ゴール後のケアをする学生さんたちの動きの機敏さには感動します。

 

そして、今回多くの仲間が自分の目標を達成しました。本当に嬉しい!!

もちろんうまくいかなかった人もいますが、しっかり準備をして挑戦することは素晴らしいことです。エンデュランススポーツはやってる最中「なんで出たんやろう」とか「来年は出ないぞ」とか思うものですが、終わると次への力が湧いてきます。不思議ですよね。

 

さて、総括

2週前のハセツネの疲労はなかったと思いたい。

ハセツネで失敗した補給は、今回真逆な作戦で大会スポンサーに頂いたアミノバイタルの粉を2つ持参。あとは痛み止めと、胃薬と塩飴4つくらい。

約2.5キロごとに給水や補給がある四万十ウルトラはかなり恵まれています。

エイドにあったもので食べた補給は、小さなアンパン1.5個とバナナ3分の1。

後は水、アクエリアス、コーラなど。あと塩と梅干し。

合計500キロカロリーもとってないんじゃないだろうか?

本当にハンガーノックなら、最後キロ4分半にはあげられないだろうから、補給はこれで良かったと思います。

 

ただ、前半にもう少し給水や塩分をうまくとっていたら、攣りも少しは違ったかもしれません。

アミノバイタルの粉は30キロ地点で飲みました。(1つ余った)

ツーランはスタート前に飲んだけど、持って走るべきでした。

 

今回も多少胃がおかしい場面もありましたが、塩をそのまま舐めたので、後半は治りました。

今度ロングのトレランでも、塩そのものを持っていこうと思う。

 

ウェアはいつものエセ奥宮スタイル。気に入っている。

今回60キロはスタート前にほとんど仲間に会えなかったので写真がないのが残念です。

公式にアップされるのを待つとします。

シューズはこれ

www.on-running.com

このシューズのアッパーは最高!

いつもマラソンの時にはどこかしらマメができるのが、このシューズは一切無い。

ただ、ソールに石が詰まる。

今回も60キロのうちで何回詰まったか。5回くらいは覚えている。そのうち3回は足を擦って走って取って、2回は止まって直接取った。

カチカチ言うのですごく気になる。

もっと綺麗な道を走る時ようですね。

それと、何だかんだ60キロ走る僕には薄いのかもしれない。

やっぱ練習でもホカオネオネのシューズだと足底が痛くなることはないけれれど、onは20キロでも怪しい感じはあった。

僕には多少重くても優しいシューズがあっているようです。

でも、このアッパーは捨てがたいので、短い距離で使おうかな。

 

そして一番大事な体はと言うと、結局のところ、5時間続けて同じ筋肉を使う練習ができていなかったと言うことです。

今回ハセツネが目標だったので、四万十ウルトラ60キロはその練習の惰性で出てしまった。

ただ、ロードとトレイル、特にハセツネで大きく違うのは、走り続けるかそうで無いかという事。

ロードの場合多少給水で止まったり歩いたりするとしても基本走り続けると思います。

が、ハセツネのような山岳レースはそもそも走り続ける事が出来ないので、歩きも入れば、腰を下ろして休憩だってする。

登りと下りも走り方(歩き方)が全然違う。

ので、ロードで走り続ける練習が全く足りてなかったと思います。

今回60キロを5時間切りの目標だったので、キロ5分というのは普段はそんなに苦しく無いペースですが、どこかでリセットするために強制的に休みを入れないといけなかったろうなと思いました。

去年100キロの時には前半から約10キロおきに歩きを入れて、リセットしながら走ったので、後半ペースを上げる事が出来たのかもしれません。

 

ま、最後はメンタルなんで、どうしても5時間切りたい!という思いが薄かったのも事実ですけどね。

 

やっぱ四万十川ウルトラマラソンは、走れるのであれば100kmに限ります!

走ってる最中100キロランナーを羨ましくカッコいいな〜と思いながら見ていました。

 

来年もしかするとハセツネと四万十ウルトラの日程が被ってしまうかもしれません。

良くてもハセツネが1週間後。

 

今年2兎追ってダメだったので1兎に絞るか、それとも四万十ウルトラを目標に、ハセツネは完走のみの目標にするか。はたまたウルトラマラソンは四万十ではなく別の地区のに出て、秋はハセツネに集中するか。

色々悩みます。

 

まずは0次関門突破してから言えよって事で、これからフルマラソンシーズン。

去年失敗したサブ3を目標に頑張ります!

 

 

日本山岳耐久レース(ハセツネCAP)に出場しました。

2018年10月7日〜8日にかけて東京の奥多摩地方で開催される、日本トレラン界のクラシックレース「ハセツネ」に出場しました。

 

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で、結果は「第2関門リタイアです」。。。

 

なぜうまくいかなかったのか、次回完走に向けての対策は?の備忘録として書いています。

 

大会当日は10月にしては30度オーバーと扱ったこともあり、いつもの年より10ポイントも完走率が低く、約3分の1がリタイアするというレースでした。

 

僕の準備としましては

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こんな感じでした。

 

これにアンパン系2個です。

水は2.7リットルです。

 

僕のリタイアした理由は「胃のトラブル」です。

右上に胃薬ありますが、2包持って行って2つとも飲みましたが吐いてしまいダメでした。

胃がおかしくなるのは想定内でしたが思った以上に早くから(スタート後3時間くらい)不調になり、第一関門手前で一度座り込みました。

12時間〜13時間で完走ペースだったと思います。

胃の不調になるまでは個人的にはそこまできついペースでなく、周りの方に比べると余裕がある方だと思っていました。

 

その後再スタートし第一関門の浅間峠を約4時間半で通過。

ここで小休憩と補給をと思いメダリストを。多分これがとどめだったと思います。

気持ち悪いと思いながらも飲まなければいけないという思い出全部飲みましたが、第一関門を出てすぐに吐き気をもよおし胃薬を。

 

ただ時すでに遅し。コース横で小休憩と思い寝ていると急に嘔吐。

この時には、「あまり走れないかもしれないけど、なんとか始発までにはゴールしたい」という思い出再スタート。

しかし、スタート後約6時間後に2度目の嘔吐。

ここで物が食べられない、そして水分を取っても胃を揺さぶられていると嘔吐してしまうことになり、脱水とハンガーノックのダブルパンチを食らって、リタイヤを決意。

ただ、リタイアするにもそこらへんでは無理なので、できるところまで自力でいかねばなりません。

他のランナーたちは暑いためかほぼ上着は着ていない状態でしたが、僕は心拍が上がらないので寒くて上着を羽織っての走行(歩行)です。

 

夜中山の中で周りに人が寝ていたり、僕と同じように吐いていたりする人が普通にある異常な状態です。

 

僕も立ち止まったり、寝たり、吐いたりしながら、なんとかハセツネ最高地点の三頭山山頂を目指します。合計5度寝て4度吐きました。ただ吐くものもなく、胃液ばかりでこんなに苦しい状態は成人をしてから初めてではないかと思います。

 

それでもリタイアするために進んでいるというなんとも皮肉な時間です。

 

どうも三頭山までにもリタイヤポイントがあったようですが、気づかず、とりあえず第2関門の月夜見駐車場までいかねばという思い出歩いていました。

 

得意のはずの下りも胃が揺れて吐くのでソロソロおります。

 

三頭山を越えて最初の短いロード区間で水が切れたという方と少し話をしました。

その方はハセツネ初参加の時に23時間45分ほどで完走したようです。

なので、月夜見手前で11時間台なら、歩いても完走できるから頑張れ!と言ってくれました。

本当に嬉しかったです。

 

しかし、僕には最低でも朝8時(19時間)以内では完走しないといけない理由が2つありました。(理由は後ほど)

なので、せっかく応援をいただいたんですけど、2関門の月夜見駐車場でリタイアを申告しました。12時間手前です。

6時間は完走するために走り、6時間はリタイアの為に動いていました。

 

自転車やマラソントライアスロンやトレランなど色々とやっていますが、人生初のリアイアです。

ハセツネはレギレーションが厳しいですが、リタイアをした時の対応はよかったです。

僕が運ばれた都民の森ではストーブのある救護テントが2つあり、水も食料も受け付けなくなった僕でも、1時間ほど動かないでいると少し回復したのか白湯や味噌汁を出していただいて生き返りました。

別ルートからリタイアした方に話を聞くと、水が切れたそうです。

今回は暑さのせいで、途中でも水切れでリタイア宣告していた方もいました。

今回はかなり多かったのでしょう。

僕は水はいいくらいだったですが(月夜見で300cc程度残し)、途中から飲めなくなったので、普通の状態ならギリギリだったかもしれません。

 

あと体の方は後半ほぼ胃が揺れないように歩いていたのでダメージも少なく、筋肉痛もあまりなかったですね。

 

ただ、10月8日はほとんど物が食べられず、ヨーグルトや野菜スムージーでしのいでいました。

 

 

で、今回の教訓は

・普段摂らない補給を取ってしまったこと。

・エイドがないということで、過剰に摂取しすぎたこと。

で、早くからの胃の不調になったのだと後になって思います。

普段の僕はあまり補給を必要とせず、山に行ってもジェルではなくパンとか食べていました。

 

ただハセツネということでスタート前もあれやこれや摂取してしまいました。そのおかげか道中ほんとジェルとかは受け付けませんでしたからね。Magonも半分吸って気持ち悪くてしまいました。帰ったらザックベトベト(^_-)

 

よかったことは、ポールです。

これがないと月夜見までもたどり着けなかったと思います。

あと、最近は攣り癖があったのが、ツーランのおかげもあり、そしてそこまで身体に負荷をかけることができなかったのもありで、攣りませんでした。

 

途中からずっと上着を着ていましたが、MHWの上田瑠偉選手監修のウェアで、ザックの上から羽織れます。重宝しました。

後半ほとんど着ていたので途中から普通に着てましたが。

 

シューズは今回カルドラドⅢにしました。

たぶん普通に履いているとさほどトラブルはなかったと思います。

今回は下りで行けないので過剰にブレーキをかけることになってしまい、親指の爪が死にました。これは僕の今回の走り方と、少し紐が緩かったと思います。

練習で履いた時にはノートラブルだったのでいいシューズです。

 

最後に、午前8時までに帰らないと行けない2つの理由は、

1、ホテルを予約したままにしており、10時までにはチェックアウトをしないといけない。(ハセツネ会場からホテルは約1時間)

2、午後2時から都内で仕事を入れた為、最低でも午後1時には都内に入りたい。

 

という理由です。

飲み食い出来ない状態であと30キロのトレイルを7時間で帰る自信がなかったのです。

これは完全に僕のミスです。ハセツネをナメていました。

次回出る時にはゴールする日の予定は入れないようにします。

そしてホテルもチェックアウトしてるようにします。もしくはもう1泊するか。

 

ま、今年最大の目標にしていたレースを不完全燃焼で終わったので、これから控えている大会には悔いのないようにしたいと思います。

 

普段しないことは本番で急にしちゃダメですね。

教訓です。

 

 

最後に、ハセツネは流石日本トレラン界のクラシックレース。

コース自体はキツイですが整備はすごく行き届いていて、誘導もしっかりされています。

うっかりしなければ迷うことはないと思います。夜間走が多いので赤点滅ランプもところどころあります。

又、応援の方も「ここにもいるの!?」って場面もありますし、スタッフの方も親切に対応いただきました。

本当にありがとうございます。

必ずリベンジしに来ます!

 

adidas TERREX AGRAVIC SPEED インプレ

アディダスのトレランシューズって、今のところマイナーですが、昨年奥宮

選手のトレランセミナーに参加した時に履かれていて、カッコいい!!って事で購入しました。

(ハセツネ30Kでの写真。僕のは紐を変えてます)

 

けっこう軽いしデザインいいし、なんといってもコンチネンタルラバーだし。

 

ただ田舎だと置いている店がなく通販で購入しました。

トレランだしアディダスだしという事で普段より1サイズ大きめ買ったら大きすぎた😅

 

せっかく買ったので、インソール変えたりヒモきつく締めたりしながら2レースで使いましたが、やっぱりシックリ来ないのでトレラン始めようとしてる社員に譲って通常サイズの25.5cmを追加で手に入れました。

 

現在地元の17キロのトレイル、ハセツネ30k、奥四万十トレイル36kmと3レースで履いてます。

本当は30k以内のレースで使おうと思ってたのですが、インソールがペラペラすぎてガレ場の下りでのダメージがキツかったので、フカフカであるHOKANOENONEのインソールを入れたところこれがピッタリ!

アディダスシューズ+ホカのインソールという組み合わせでハセツネ30kと奥四万十は走りました。

足が攣ることはあっても足裏へのダメージはだいぶ軽減されたと思います。

 

奥宮選手はこのシューズで100マイルも行くそうですが、オススメしないとのこと。

 

性能は某の乏しい経験からでも、足さばきは良くグリップも良く効きます。

雨でドロドロスリッピーな奥四万十でも下りでは誰にも抜かれませんでした。

後このシューズの特徴として、足入れ口がソックスのように覆われていてシューズの中に土などが入りにくい構造になっています。これもGOOD!

 

数日前まで奥四万十ではHOKAONEONEのSPEEDGOAT 2を履く予定でしたが、急な下りでの切り返しで厚底がアダとなるリスクがあるということと、奥宮選手への応援&リスペクトも兼ねて「TERREX AGRAVIC SPEED」で走ることにしました。


多分今回のコンディションだとこちらで正解だったと思います。

ちなみに、「255」と書いてる数字はサイズではなく、重さ(27CM)だそうです。


これからも練習にレースに活躍してくれるシューズだと思います。

カラー違いや新モデルが出ると結構セールしてるので、手に入れやすくなってますよ!

「奥四万十トレイルレース2018 in 松葉川」に参加してきました。

2018年5月13日に、高知県四万十町で開催された

奥四万十トレイルレース2018 in 松葉川」に参加してきました。

http://okushimanto-trailrace.com/about

 

この大会はプロトレイルランナーの奥宮俊介さんプロデュースの大会で、彼が運営から盛り上げから片付けまでものすごく関わられています。

前夜祭でもテントを片付けるのを手伝われていました。

(写真は前夜祭の様子)

 

(公式facebookから)

 

 

さてレースですが、前日までの晴天が嘘のような雨。。。

個人的には雨のレースは好きですが、なんせトレランレース4回目で初の雨開催。

練習でも雨のトレイルを経験していないということで、多少の不安もありながら、

でも暑くない方が走りやすいという期待の方が大きいスタート前でした。

 

(緑のレインジャケットは今回一緒に参加した山男Tくん)

 

 

 

 

コースプロフィールはこんな感じです。

 

(公式facebookから)

 

36キロの前半6キロちょっとがほぼ平坦。

そこから2個山を登るといった感じなので、最初の平坦区間はアップがわりに使うことにしました。キロでいうと最初の2キロが5分半くらいでそれから5分前後か。

上りに差し掛かる時には大体30番くらいだったようです。

 

トレラン歴半年の僕は登りが遅いです。が平坦区間をそれほど飛ばしていないからか、そんなに抜かれることはなく大体同じくらいの順位で山を登り終えた感じでした。

 

で、なぜか初トレイルから得意だった下りです。

雨で地面が濡れてかなりスリッピーな状態でしたが、自分でもよくやるよってくらい攻めて走れました。

 

滑る区間はサーフィンのように滑りに任せるのがコツでしたね。

 

 

で、第2エイドでは13番だと言われました。

すぐ後ろには下りで交わした選手が来ていて、エイドもそこそこにスタートしていったのですが、僕は3〜4分は滞在してたと思います。

 

最近出る大会ではなるべくエイドに立ち寄ろうというのが一つの使命になっていて、

やはり運営側としては、せっかく用意したものを食べたり飲んだりしてくれた方が嬉しいですからね。

特にトレランの大会はロードに比べてエイドの数が少なく、又僕自身もそこまでタイムにこだわっていないので、ボランティアの方との交流も楽しもうと思っていました。

 

椅子に座ってうどんを食べたり、フルーツの缶詰を食べたり、スタッフの方と会話をしたりして、後ろの選手が来たくらいに再スタート。

この段階で15番くらいです。

 

作業道を登ってちょっと危険なシングルトラックを通りまた一人抜いて舗装路へ。

晴れていると気持ちの良い四万十川上流の沈下橋を渡り第3エイドへ行くのですが、その沈下橋で車が入らないようにしている鉄柵に気づかずそのままぶち当たってしまい、こけてしまいました。

太ももを強打して、こればやばい!と思いながら、痛みが引くまでペースを落として走ります。

 

この影響で2人に抜かれました。

 

第3エイドでは、打った足の回復と補給も兼ねて5分ぐらい滞在し、その合間に地元ケーブルテレビの取材も受け、又再スタート。

さっき抜かれた2人はエイドも早々に出発したので約5分差ですね。

 

ここからの登りはほぼひとり旅でした。

が、この登りがキツく、奥宮さんのコース設計は絶妙だなーと悶えながら感心していました。

コース全域にわたり、所々奥宮さんの直筆での応援メッセージが書かれてあり、これは本当に励みになります。こうした細かいことが素晴らしいですね!

 

登りで悶えていると、2〜3人に抜かれました。

しばらくすると先行していた同じ四万十の仲間に追いつきました。

彼はロードのシューズで走っていて、下りでだいぶ転んだようです。

 

あのコンディションでロードシューズは危険ですね。それでもこの位置にいるのだから流石です。

 

それから登り下りを繰り返す区間で1人抜きました。

 

それ以降はずーっとひとり旅で、前も後ろも見えない状態。

たまにいる立証の方の鳴子の音に救われます。

 

下りに入っても誰も見えないので、前を追う意識よりもセーフィティーで下ることを優先しました。そしたら、舗装路に出る間際で前の選手に追いつき、ラスト1キロくらいで交わしてそのままゴール!

 

総合で16位。まこれはこんなもんかと。

で、40歳代で3位の賞状をもらいました!

これは思いがけないご褒美でしたね。

 

 

もしかしたら最後交わした選手が40代だったら賞状はないんですからね。

 

これも総合上位6名が抜けて、その後からの順位づけなので3位といっても本当は40代でも4番とか5番とかでしょうけど、ま嬉しいですよね。

タイムも一応の目標であった5時間を切れたので一安心。

 

仲間たちもドロドロになりながら頑張りました!

 

 

 

 

 

 

この大会では、前夜祭からずっと奥宮さんが盛り上げていただいてて、彼の人間性に惚れた方も多かったんじゃないかと思います。

 

一つのエピソードとしては、帰りのシャトルバスに乗り込んださいに、

「帽子とサングラスの落し物がありますが、どのたかいませんか!?」と、土砂降りの中わざわざバスの中まで声をかけに来てくれたことです。

 

大会プロディーサー、まして海外でも活躍するプロのアスリートがここまでやりますか!!

 

バスの中ではそれぞれが「本当いい人ね〜」とかいった声が出ていました。

最後の最後までいい気分にさせていただきました。

 

そして、この大会を支えていただいたスタッフの方、ボランディアの方、地域の方に本当に感謝です。土砂降りの山の中での立証は本当大変だったと思います。

 

 

さて、今回の装備品です。

シューズ adidas  TERREX AGRAVIC SPEED

今回のような、急登、急下り、ウェット路面では良い選択だったと思います。

奥宮さんの応援の意味も込めて、adidasのこのシリーズを履きました。

 

ザック  MOUNTAIN HARDWEAR  シングルトラックレースベストパック

ザックはこれしか持っていなかったのですが、外にバンジーコードを付けても、レインウェアをうまく止めておくことができなかったので、これからはもっと短いレースで使います。背負い心地はいいですけどね。あと前面のポケットが少ないです。

(なのでルーファス12を手に入れました)

 

ウェア  Pandani  Beach Ver.4 トライアスロンジャージ

一応トライアスリートだということでラン用にフロントジップを買いました。

雨の日には濡れること前提で作られているトライスーツはいいですよ。バックポケットもあるし。

今回は雨対策で下にオールシーズンの長袖コンプレッションを着ました。

 

ショーツ MIZUNO BG8000Ⅱ

この上にハーフパンツをはかずピチピチのまま走りました。どうせ濡れるので重りにしたくなかったからです。

 

 

ソックス taboo トレラン用

足、腕スリーブ ファイテン

サンバイザー コロンビアモントレイル

グローブ 自転車用

ファーストエイドキットセット

ホイッスル、コップ、エマージョンシート

レインウェア上下 TNF(スタート時に脱ぎました)

 

 

補給系

水 500ml ハイドレーションに (400ml消費)

電解系水分 300ml  胸のソフトフラスク (200ml消費)

マグオン 2個 (1個消費)

栄養ジェル 1個

スポーツようかん 1個

ベスパ 1個

塩飴 6個 (4個消費)

あんぱん(食べず)

 

以上のような感じです。

 

 

今回残念に思ったのが、あきらかに携帯必須装備を持っていない方が多くいたことです。

あと、路面が濡れていて危ないとか、もっと整備しろなどという声もあるようです。

僕は不整地を走るのだからロープとか貼ってくれてるだけありがたいとい思うのですが。。。

 

ほんとこの大会は山の中にまで立証の方がいて、コースもロストすることがないようにピンクテープや白いテープがずっとあって、本当に守られたトレイルレースだと思います。

 

トレイル初心者の僕ですが、初めて間もなしでハセツネ30Kに出たことはよかったと思います。自分のことは自分でするというマインドが植え付けられたからです。

 

奥四万十トレイルレース2018 in 松葉川」は本当に素晴らしい大会です。

是非多くの地域外からの参加者が増えることを願っています。

四万十と、そして奥宮さんの素晴らしさに触れてください。

 

(写真は昨年冬のトレラン講習時の写真です。女性率高し!)